真空融解法による二ケイ化モリブデン中の酸素の定量及びその存在状態
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概要
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二ケイ化モリブデン中酸素定量方法を確立する目的から,真空融解法と不活性ガス融解法に関し,種種の抽出条件における酸素定量を行い定量値について比較検討した.更に酸素存在状態を明らかにするため,種々の処理を行った試料に関し,昇温ガス抽出曲線を比較検討した.その結果,黒鉛カプセル中での白金浴を用いた真空融解法及び2700℃による不活性ガス融解法の酸素定量値が良好な一致を示したことから,この酸素抽出条件の2法が信頼性の高い酸素定量法であると考えられた.酸素存在状態に関しては,試料の表面吸着水,表面酸化物及び内部酸化物の存在が明らかとなり,酸化物としては,二酸化ケイ素として存在している可能性が高いものと考えられる.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1987-08-05
著者
-
古谷 圭一
東京理科大学理学部応用化学科
-
菊地 正
山口東理大基礎工
-
古谷 圭一
東理大理
-
古谷 圭一
東京理科大学・理学部
-
菊地 正
東京理科大学理学部
-
重田 喜太郎
東京理科大学理学部応用化学科
-
古谷 圭一
東京理科大学
-
菊地 正
東京理科大学 理学部
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