真空融解法による銀ろう中の酸素定量
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概要
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銀ろう中の酸素定量を行う目的で,真空融解法による定量条件の検討を行った.予備実験として,ガス抽出温度と抽出酸素量との関係を求めたところ. 1550〜1750℃ では抽出酸素量は良い一致を示したが,1800℃ 以上では試料の飛散に起因する誤差が生じた.この主な原因は炉管壁の吸着水(H_2O)や-OH基などが脱離分解するためであると推定される.浴用金属及び黒鉛カプセル法の効果を検討するため,ガス抽出温度1750℃ で,黒鉛カプセルースズ浴法,白金-銅-スズ浴法,ニッケル-銅-スズ浴法,ニッケルースズ浴法の比較検討を行った.その結果,黒鉛カプセルースズ浴法では十分な酸素の抽出はできなかったが,白金-銅-スズ浴法,ニッケル-銅-スズ浴法,ニッケルースズ浴法では酸素定量値は高値を示し,定量可能であることが明らかとなった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1984-06-05
著者
-
古谷 圭一
東京理科大学理学部応用化学科
-
菊地 正
山口東理大基礎工
-
根本 俊和^
東京理科大学理学部応用化学科
-
古谷 圭一
東理大理
-
古谷 圭一
東京理科大学・理学部
-
菊地 正
東京理科大学理学部
-
根本 俊和^[○!R]
東京理科大学理学部応用化学科
-
古谷 圭一
東京理科大学
-
菊地 正
東京理科大学 理学部
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