高速液体クロマトグラフ用誘電率検出器の研究
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概要
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高速液体クロマトグラフ用誘電率検出器を試作,検討した.検出器応答の近似式を求め実験とよく対応することを確かめた.誘電率セルは平面型円形構造をしており製作が簡単で表面仕上げも容易でありダイヤモンド研摩により,鏡面に仕上げて用いた.セルに空気が入っても容易に抜け,又,セルに起因するクロマトグラムの広がりもほとんど問題にならない程度であった.流速依存性はなく,流量変動によるベースラインの変動もなかった.得られた近似式を考察すれば,なお若干の感度向上の方向が示される.示差屈折率検出器を補うものとして今後期待しうる検出器である.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1977-05-05
著者
-
東 正人
積水化学工業(株)中央研究所
-
渡辺 訓行
東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻
-
渡辺 訓行
東京大学工学部工業化学科
-
仁木 栄次
東京大学工学部工業化学科
-
東 正人
東京大学工学部工業化学科
-
仁木 栄次
東京大学工学部工業化学科:(現)職業訓練大学校
-
仁木 栄次
東京大学工学部
-
渡辺 訓行
東京大学工学部
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