チタンカーバイド・ニッケルサーメットの定電流電解による金属相の溶出分離法
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概要
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チタンカーバイド・ニッケルサーメット中のニッケル相を定電流電解で迅速に分離溶出させ,サーメットの金属組織を分析検討した.試片を陽極,白金極を陰極として1<I>N</I>の塩酸電解液中で定電流電解し,電気量の測定と試片の電位を記録した.ニッケル相の溶解終了と同時にその電位が急上昇するので,金属相の溶解終点を定めることができた.<BR>30%ニッケルのサーメットについて, 1300℃真空加熱後水中急冷した試片と, 600℃で焼鈍した試片を比較分析した結果,前者では金属相中のTi/Niが2.4%,後者では0.3%で,その結果は試片の熱処理によるニッケル中のチタンカーバイドの固溶度の変化を示すものと考えられる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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