サンプリングオシロスコープを用いたナノ秒領域におけるけい光寿命の測定法
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概要
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光電子増倍管のアノード出力をサンプリングする方法により,nsec領域の寿命測定装置を試作した.チェレンコフ光を利用してのインパルス応答は,立ち上がり2.6nsec,半値幅3.8nsecであった.アノード出力で,1mV以上あれば寿命測定は可能である.<SUP>14</SUP>Cのβ線をシンチレーター(トルエン+PPO+POPOP)に照射したときの液体シンチレーションパルスを測定した,速い減衰の成分とおそい減衰の成分の寿命は,それぞれ3.6nsec,18nsecであった.そのとき,リンギングはピーク値の1%以下であり,その周波数は約130MHzであった.Nal(T1)に<SUP>137</SUP>Csのγ線を照射したときのシンチレーションを測定し,光電ピークのエネルギー分解能を求めると12.7%であった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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