プロセス用連続滴定装置の動作機構の解析
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概要
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フィート・バック要素を有する連続分析装置の特性,使用法および設計法を検討する目的で,まず連続滴定装置の(比例+積分)動作について解析を行ない,実験値と比較検討を行なった.線型自動制御理論による解析の結果,調節計積分時間の大きいほど,調節計比例感度の小さいほど,検出部一次遅れ時定数および滴定セル部一次遅れ時定数の小さいほど系が安定となるにとが示された.実験値と比較を行なうと,理論的に無周期応答を示す領域の近傍において実際に無周期の応答が得られたが,他の領域ではすべて単振動に似た応答となった.またボード線図を描いて検討した結果は,上記の結論とともにむだ時間を小さくしたほうが安定であることが示され,実験上の最適条件のゲイン余有および位相余有はおのおの(15.3±4.7)dB, (72.0±9.0)°となった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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