インターネット利用による情報教育実践支援システム

概要

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急速に進む情報化社会において、情報教育は次世代を担う人材を育成するために必要不可欠な教育であり、既に現学習指導要領のもとで、小・中・高の各学校で体系的に分散カリキュラムが構成され、実践が始まっている[1]。しかし情報教育の実践が開始されて間もない現在では、教師が実際に授業を行う際に参考となる情報教育の実践事例の数は十分ではない。そこで本研究では、全国で展開されている高等学校における情報教育実践に関する事例データベースシステムの構築を行った。さに本システムをインターネット上で公開することによって、地理的に離れた多数のユーザが時間的・距離的な制約に縛られずにリアルタイムで情報教育実践事例データベースへのアクセスが可能となった。本稿では、データベースシステムを発展させた情報教育実践支援システムの支援機構について述べる。支援機構には、人工知能分野の事例べース推論[2]の手法を用いる。また、本研究では修復ルールが不完全な領域を想定しているので、対話型モデル[3]を適用する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24