コンパクトディスク技術を応用した音楽データベース

概要

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マルチメディア情報処理の研究開発が盛んに行なわれているが、新しい専用システムになることが多く、既存の技術との融合にあまり重点がおかれていない。データベースシステム技術の蓄積・経験を活かして、その拡張としてマルチメディア化をはかることが重要である。商用の関係データベースシステムにコンパクトディスク再生機能を付加したマルチメディアデータベースシステムを研究、試作したので報告する。利用者は検索結果としてえられた曲目をコンパクトディスク再生することができる。システムの構成などは、すでに報告した。このシステムのおもな特徴は次のとおりである。(1)データベースシステム「桐」の内部にコンパクトディスク再生プログラムを埋め込み、桐の処理として、オーディオコンパクトディスク再生ができるようになった。これにより利用者インタフェースが向上した。(2)コンパクトディスク再生時に、コンパクトディスクの自動識別を行う機能を開発した。(3)イメージスキャナを使って画像を取り込み、表の中に表示することが可能になった。
1992-02-24