オブジェクト指向データベース「沙羅」の物理オブジェクトの管理
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概要
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オブジェクト指向データベースシステムが対象とするオブジェクトは、文字、数値などの単純なデータにとどまらず、図形、画像、音声などの多様で複雑なデータを含む。このようなデータの特徴は、全体のデータ量が巨大であることと、個々のデータの大きさが変化に富むことである。これらのデータをオブジェクトとして記憶上で効率的に組織することが、オブジェクト指向データベースシステムの性能向上に不可欠である。一方ワークステーションの主記憶の大容量化は、ディスクの上のファイル領域まで仮想空間として主記憶に写像することを可能にしつつある。現在、われわれは、オブジェクト指向データベースシステム「沙羅」を設計している。オブジェクト指向データベースシステム「沙羅」におけるすべての物理オブジェクトを基本的に主記憶上で管理する。本研究では、物理オブジェクトとオブジェクト相互間の関連との格納構造を設計、実装、評価することである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
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工藤 礼子
東京農工大学 工学部 電子情報工学科
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石丸 知之
東京農工大学 工学部 電子情報工学科
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日置 真也
東京農工大学 工学部 電子情報工学科
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陳 思悦
東京農工大学 工学部 電子情報工学科
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植村 俊亮
東京農工大学 工学部 電子情報工学科
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陳 思悦
東京農工大学
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植村 俊亮
東京農工大学
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久保田 和巳
東京農工大学
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久保田 和己
東京農工大学
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石丸 知之
(株)東芝青梅工場
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工藤 礼子
東京農工大学
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日置 真也
東京農工大学
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