4足獸(犬)のCGによる歩行

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本稿では、CGによる犬の滑らかな歩行パターンの生成法について述べる。犬の歩行パターンは時間的に変化し、周期的に繰り返される運動である。歩行運動は3種類の歩行パターン(常歩、速歩、駆歩)と歩行パターン間の推移からなるとする。以下、前者を定常状態と呼び、後者を連結状態と呼ぶ。ワイヤフレームで表現された歩行アニメーションで、歩行が滑らかに行なわれるには、時間毎に区切られた画面での動作状態を決める関節角度を決定することと、単位動作間を連結することが必要となる。従来からのキーフレーム法で中割りされた動作の関節角度は実際の運動における関節角度に必ずしも等しくない。そこで実際の歩行動作の関節角度を1周期の関数とした。また各歩行パターンで脚の位相をシフトさせた。この結果各歩行パターン表現およびその変化の推移表現は滑らかに行なわれ、見た目自然な運動に感じられる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-02-24

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク