マルチキャストサービスの実現方法に関する一考察

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概要

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近年、伝送路の高速化やアプリケーションの多様化に伴い、既存の通信サービスに対する拡張が求められてきた。特に、複数の通信相手に同一のデータを送信するマルチキャストサービスはFAXのグループ同報、ニュースの配信、遠隔会議システム等のアプリケーションからの要求がありISOやCCITT等で検討が進められている。マルチキャスト通信は、通信の形態によりコネクションレス型とコネクション型に大きく分類される。コネクションレス型のマルチキャストサービスは、LANにおいて既に実現されており、ルーティング情報の交換等に使用されている。一方、コネクション型のマルチキャストについては、あまり検討が行われておらず、CCITTでもサービス定義の検討が勧告X.6として開始されたばかりである。本稿では、コネクション型のマルチキャストサービスに着目し、その実現方法について検討したので報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1993-03-01

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