XTPプロトコルにおけるレート制御の実現方式に関する検討

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概要

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伝送路の高速化にともない、高速通信に対応するデータ通信プロトコルの開発が重要となってきている。高速ネットワークを使用する際の問題点の1つとして、受信処理能力を越える速度でデータが倒着することが考えられる。このような場合、到着した全てのデータを処理できないためにおこるオーバーランにより、パケットロスが生じる。高速・高品質なネットワークでは、パケットロスなどによる誤りをできる限り抑え、誤り回復処理が起動されない状態で通信を行なうことが、高スループット化をはかる重要なポイントである。そのため、高速通信に対応したXTPプロトコルでは、送信側で受信側の処理能力に合わせてデータの転送速度を調整するレート制御方式が採用されている。本稿では、XTPプロトコルにおけるレート制御方式に着目し、実装の際に重要となるレート変更が行なわれるタイミングやレート値の決定法について検討したので報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

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