2項関係抽象化支援システムの基本機能
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概要
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(株)日本電子化辞書研究所(EDR)では、実例文の分析に基づく大規模な自然言語処理用電子化辞書の研究開発を行っている。電子化辞書の開発においても、知識ベース構築における知識の記述と同様、カテゴリが設定され、設定されたカテゴリを用いて様々な言語内知識が抽象化されて記述される。このようなカテゴリの妥当性を検証するためには、カテゴリを用いて記述された知識を実例によって裏付ける、という方法が考えられる。そのためには、カテゴリに実例を対応付けして検証作業者に提示するための手だてが必要である。そこで、電子化辞書構築のための素データとなる様々な2項関係の実例データをカテゴリによる抽象化された記述に対応付けて可視化することでその記述を検証する作業や、2項関係の実例データを解析して抽象化可能な部分を見つけだす作業、を支援するシステムを作成した。ここで抽象化とは、要素の集まりをカテゴリ化し、カテゴリのペアとして要素間の2項関係を記述することを指す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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天野 真家
(株)東芝総合研究所
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安達 久博
(株)日本電子化辞書研究所
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天野 真家
(株)日本電子化辞書研究所
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安達 久博
株式会社日本電子化辞書研究所
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中沢 正幸
(株)日本電子化辞書研究所
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中沢 正幸
株式会社 日本電子化辞書研究所
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松川 智義
(株)日本電子化辞書研究所
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天野 真家
(株)日本電子化辞書 研究所
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