グラフ最短路問題における自律型エージェントモデルの研究 : 鉄道網の最適経路探索システムの構築

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概要

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従来の情報処理システムにおいては、処理は単体の計算機上で集中的に行なわれてきたが、分散計算機環境の普及やデータベースや情報入手経路の分散化に伴い、分散処理技術が研究されてきている。特に、人工知能の研究においては単に人工知能技術を分散的に利用するのではなく、複数のエージェントによる協調問題解決を図る研究が盛んに行なわれている。その中で探索に関しては、分散環境に拡張した分散探索問題に関する研究が主に行なわれているが[3]、その内容は制約充足問題や状態空間探索などにおいての部分問題解決やエージェント間の交渉などが中心であり[4,5]、問題分割は領域知識に依存している場合が多い。本研究では、問題分割を単なる部分分割ではなく、それぞれのエージェントの役割に注目して、それに応じた形で各エージェントへの探索を割り振りを行ない、部分問題領域に応じたエージェントによる問題解決を行なうことで、全体の問題解決を図る。
1995-09-20

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