マルチモーダルUIデザイン支援ツールの開発

概要

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情報化社会の到来によって生活の中で情報システムに触れる機会が多くなってきた。一方、これらのシステムは多機能化とともに操作が複雑になってきている。特に、不特定多数の人々が使う社会情報システムでは、ユーザインタフェース(UI)の改善が望まれており、人と人との対話により近い形であるマルチモーダルUI(MMUI)はその有力な解決手段になると考えられる。我々は、これまでに入出力の双方をマルチモーダル化した対話システムMultiksDialを開発すると共に、MultiksDialを用いて情報案内装置、券売機などの社会情報システム分野への応用を試みてきた。この中で、優れたMMUIを実現するために、試作→評価→改良をこれまでのUI設計以上に繰り返す必要があった。他方で、MMUIは対話シナリオが複雑になるため、開発に多くの時間を費してしまうという問題がある。上記の問題を解決するために、MultiksDial上に様々な応用システムのMMUIを簡単に試作できるマルチモーダルUIデザイン支援ツールMuse(Multimodal user-interface editor)を開発した。Museにより、設計者は画面設計と対話シナリオの編集をGUIによる操作で対話的に行なうことができ、MMUIを短期間で構築し評価すること(ラピッドプロトタイピング)が可能になる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15

マルチモーダルUIデザイン支援ツールの開発

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