マルチモーダル対話システムMultiksDial
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概要
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本論文では,音声入出力を中心としたマルチモーダル対話システムMultiksDialについて述べる.このシステムは,入力手段に音声認識装置とタッチパネル,出力手段に音声規則合成装置とディスプレイを備え,入出力の双方をマルチモーダル化していることが特長である.また補助入力手段に光電センサを使用し,ユーザの状況を検知しながら操作ガイダンスを提示することによって,スムーズな対話を実現している.MultiksDial上に情報案内システムを構築し,ユーザインタフェースの操作性を評価する.入力手段の比較実験結果から,直接指示可能な音声入力は,階層的な指示を必要とするタッチ入力よりも速く操作を完了できること,また初心者では,操作ガイダンスを合成音声で提示することにより,スムーズな対話が行えることを示す.これらの事実から,対話チャネルのマルチモーダル化は,ユーザとシステムとの対話をより効率よく行うのに有効であることが確認された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-08-25
著者
-
松浦 博
静岡県立大学経営情報学部
-
正井 康之
株式会社東芝研究開発センター
-
新田 恒雄
(株)東芝マルチメディア技術研究所
-
神尾 広幸
(株)東芝マルチメディア技術研究所
-
神尾 広幸
株式会社東芝マルチメディア技術研究所
-
松浦 博
(株)東芝
-
正井 康之
(株)東芝マルチメディア技術研究所
-
松浦 博
(株)東芝 マルチメディア技術研究所
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