話題変更入力の取り扱いに着目した対話方式
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概要
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複数の話題を取り扱う対話において, ユーザが対話対象の話題を変更する話題変更入力を取り扱い, 対話の柔軟性を向上させる対話方式を提案する. 提案方式は全話題間の遷移手順が不要な方式であり, 話題別の対話シナリオを参照して対話を進行する. また, 対話実行中に発生するユーザ入力時の直接的な話題変更, 話題終了時に判明する間接的な話題変更に対応するため動的に話題選択を行う. 提案方式をカーナビの目的地設定タスクに適用した対話システムで対話実験を行った. 実験中の対話ではユーザ発話の56%が直接的に話題変更を示唆し, また話題終了時の23%の事例に間接的な話題変更による影響があった. そのような状況下で誤動作要因となった話題選択処理は全体の0.9%であり, 提案方式が対話の柔軟性向上に寄与することを示した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-10-21
著者
-
上原 龍也
(株)東芝 研究開発センター マルチメディアラボラトリー
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屋野 武秀
(株)東芝関西研究所
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屋野 武秀
東芝 研開セ
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屋野 武秀
(株)東芝 研究開発センター マルチメディアラボラトリー
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正井 康之
株式会社東芝研究開発センターマルチメディアラボラトリー
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正井 康之
(株)東芝マルチメディア技術研究所
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阿部 一彦
(株)東芝 研究開発センター マルチメディアラボラトリー
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