ラピッドプロトタイピングツールMuse(2) : MVCモデルを利用したオブジェクト指向開発

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概要

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GUIアプリケーションにおいて、ユーザインタフェースの変更・拡張は頻繁に起こり得る。ラピッドプロトタイピングツールMuseでは、ソフトウェアサイクルを考慮し、オブジェクト指向による開発を推進した。オブジェクト指向による開発では、オブジェクトの情報隠蔽、継承、多様性という3つの性質により保守・拡張が容易なシステムを構築できる。しかし、この利点を最大限に生かすためには、何をオブジェクトとし、どのようなクラス構造を構築するかという点が重要なポイントとなる。そこで我々は、問題領域に特化した抽象的なクラス構造の枠組みをあらかじめ用意し、そこにあてはめる形でMuseのクラス構造を構築した。利用した枠組みは、GUIアプリケーションにおいて最適とされるMVCモデルである。本稿では、MVCモデルを利用したMuseの具体的なクラス構造の構築方法について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-03-06

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