音声入出力とタッチパネルを用いたマルチモーダル対話システムの評価
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概要
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利用者にとって使いやすいヒューマンインタフェース(HI)を構築するため、マルチモーダル対話を目指した研究が盛んである。特に専門知識を持たない一般ユーザを対象とした社会自動化情報システム(駅務システム・金融システム・昇降システム…)を考えた場合、初心者・経験者両方に満足感を与えることが要求されるため、入出力手段のマルチモーダル化は益々重要になると思われる。現在我々は、自由発話音声認識装置を中心としたマルチモーダル対話システムの開発を進めており、前回の発表で東京駅周辺の地理案内システムを報告した。このシステムは入力手段として音声認識ユニット/タッチパネル/近接センサを、出力手段として規則合成ユニット/ディスプレイを用いており、入出力双方のマルチモーダル化を実現している。今回は、初心者(以下「未知ユーザ」と呼ぶ)による評価実験を行ない、再度改良システムでの評価実験を行なった。その結果から、ユーザとの対話手段のマルチモーダル化によってシステムの使いやすさがどのように変化したかを検討する。また社内の展示会において、多数の未知ユーザが本システムを利用した際の反応も合わせて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
-
松浦 博
静岡県立大学経営情報学部
-
新田 恒雄
(株)東芝マルチメディア技術研究所
-
神尾 広幸
(株)東芝マルチメディア技術研究所
-
神尾 広幸
株式会社東芝マルチメディア技術研究所
-
松浦 博
(株)東芝
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