顔の3次元表示と表情の変化に関する研究

概要

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コンピュータグラフィックスを利用して3次元の顔画像を表示するには、主に既存のデータベースから画像データを読み込んで表示する方法がとられている。しかし、この方法ではそれぞれの表情に対する画像データが必要になり、さらに表情の変化に至っては変化するまでのフレーム数の画像データが必要であり、多くの記憶領域が必要となってくる。本稿では、必要な入力データが少なく、かつ滑らかな画像を作成できるメタボール法に注目し、この方法でのデータを三角形近似することや、顔のオブジェクト化による画像データの再利用などにより、必要な記憶領域の削減といろいろな表情の作成に対応するための手法について述べる。また、3次元図形の可視化にはさまざまなレンダリング技術(ライティング・モデル、3次元テクスチャーマッピング、隠面自動消去)が自動的に行なわれるAdvanced Visual Systems社のAVS(Application Visualization System)を用いる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-03-15