構造記述を用いた書誌項目域の自動分割

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今日、図書館業務は図書目録カードを用いた書誌の管理、閲覧、貸出から、計算機を用いた図書館情報処理システムの下で、より多様な情報サービスが求められている。しかし、多様な情報サービスを実現するには、図書館情報処理システムの機能性に加え、膨大なデータを計算機処理可能な形態に変換し、書誌関連情報として構造化する方法の効率化が重要となっている。従来、図書目録カードは、専門家によって書籍から必要な情報が抽出されて作成されていた。しかし、図書目録カードに記載されている多くの情報は非専門家によっても抽出可能である。書誌情報を自動的に図書館情報処理システムに入力できれば、情報サービスの内容をより向上させることができる。本稿では、書誌情報を書籍の奥付紙面から自動的に抽出して書誌項目ごとに分類することを研究目的として、書誌情報の項目域を自動的に分割する試みについて報告する。我々の方法は書誌項目域の構成を構造的に記述した知識に基づいて自動的に分割するアプローチである。奥付の様式は発行社、シリーズ書籍などによってそれぞれ異なっており、より汎用的な枠組みで処理する場合に構造情報は手続きと独立である必要がある。
一般社団法人情報処理学会の論文
1989-03-15

構造記述を用いた書誌項目域の自動分割

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