知識獲得支援システムにおけるモデルベース診断機能の利用
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概要
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エキスパートシステム構築の際に問題となる知識獲得の方法について,今まで様々な試みがあった。最近ではETSやMOREなどのように対話的な機能を多く含み,専門家(ユーザ)の負担を軽くするためのシステムが開発されている。我々もこれらの考え方に従い,知識間の関係構造を明らかにすることにより知識獲得の支援を行うシステムを試作した。ところで最近は従来のように対話的に知識(ルールなど)を作成して診断を行うという方法とは別に,モデルベース,即ち対象をモデル化し,その異常な状態(故障や仮説)の挙動をシミュレーションによって予測し,その結果から観測データに関する診断知識を獲得する方法が注目されている。そこで前回報告したシステムに新たにモデルベース診断機能を搭載することにより知識獲得機能の強化を図ることを目的としたシステムを試作したので報告する。なお本研究で試作したシステムは東京理科大学インテリジェントシステム研究所に設置されているPSIマシンで実現されており,使用言語はESPである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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