ビタミンAの安定性に関する研究 : (VII)水・有機溶媒混合系におけるビタミンAアルデヒドの分解
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概要
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In the previous paper, the influence of water contents on the stability of vitamin A aldehyde in aqueous ethanolic solutions was reported. Similar investigations were carried out on vitamin A aldehyde in various alcohols and other water soluble organic solvents, and the results are discribed in this paper. Vitamin A aldehyde solutions in absolute or 80% aqueous solvents were stored at 50℃. The remaining rates of vitamin A aldehyde and the yield of vitamin A acetal were estimated by spectrophotometric methods. Vitamin A aldehyde was stable in 80% aqueous alcoholic solution (in isopropanol, n-propanol, ethanol and methanol). Vitamin A aldehyde was converted into vitamin A acetal in absolute methanol, ethanol and n-propanol, whereas it was not converted in absolute isopropanol. Vitamin A aldehyde was more stable in absolute dioxane and tetrahydrofurane than in the corresponding 80% aqueous solvents. In dimethylformamide, vitamin A aldehyde was stable in both absolute and 80% aqueous solvents. Properties of vitamin A acetal prepared in absolute methanol were examined by mass, NMR and IR spectrometry. In absolute methanolic solution, the majority of vitamin A aldehyde was converted into vitamin A acetal after 14 days at 50℃. In 80% aqueous methanolic solution, vitamin A acetal was rapidly reversed into vitamin A aldehyde.
- 日本ビタミン学会の論文
- 1974-01-25
著者
-
田中 一郎
Research Laboratories Taisho Pharmaceutical Co. Ltd.
-
和志武 三徳
大正製薬株式会社総合研究所
-
太幡 利一
昭和薬科大学公衆衛生学教室
-
古谷 充子
大正製薬株式会社研究部
-
田中 一郎
大正製薬株式会社総合研究所
-
太幡 利一
(社)日本ビタミンAD協会技術委員会
-
高島 雍治
(社)日本ビタミンAD協会技術委員会
-
田中 一郎
Research Laboratory Taisho Pharmaceutical Co. Ltd.
-
和志 武三徳
大正製薬研究部
-
高島 雍治
大正製薬株式会社研究部
-
和志武 三徳
大正製薬研究所
-
生田 政裕
大正製薬株式会社研究部
-
太幡 利一
昭和薬科大学
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