対話の階層モデルに基づくユーザインタフェース管理システム

概要

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応用プログラムからユーザとの対話処理を行う部分を分離することにより高度なユーザインタフェースを効率よく構築できるユーザインタフェース管理システム(UIMS)が注目されている.本論文ではユーザと計算機との対話における情報の変換過程を意味レベル,構文レベル,字句レベルの処理から成る階層モデルにより表現し,これに基づく階層構成を有するUIMSを提案する.本UIMSは実行時に対話の管理を行う対話処理系とユーザインタフェース構築環境から成る.対話処理系はモジュール性の優れたオブジェクト指向に基づく構成とし,階履モデルにおける意味レベルの処理を実行する機能オブジェクトと構文レベルの処理を実行する表現オブジェクトを基本構成要素とするなお字句レベルの処理は表現オブジェクトが呼び出すグラフィックサブルーチンが実行するそしてこれらのオブジェクトの組み合わせでさまざまな形態のユーザインタフエースを実現可随さすることも|乙表現オブジェクトの交換によりユーザィンタフェースを簡単に変更できる.また表現オブジェクトを木構造に組み合わせることにより,統一的な画面管理やイベント管理を実現た.一方,構築環境は画面上で部品を組み立てる要領で対話的にユーザインタフェースを開発できるUI エディタを有し,構築効率を大幅に向上できる.
社団法人情報処理学会の論文
1989-04-15

対話の階層モデルに基づくユーザインタフェース管理システム

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