Phytophthora capsici Leonian 菌の由游走子のう発芽の二型と核現象
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Nuclear phenomenon of the fungus, Phytophthora capsici Leonian, has been examined at the sporangial stage in two types of germination. Nuclei in sporangia, in germ-tubes, and in zoospores stained well with a modified HCl-Giemsa technique. Distinct differences with regard to the appearance of nuclei (DNA) in the germinating stage were observed. There are two groups of sporangia which differ in form and number of the nuclei. In one group, the nuclei are globate and large, varying between 3 and 28 in number. In the other group, the nuclei are more elongate and small, varying from 23 to 49 or more in number. In the former group, there is a high correlation between the number of globated and large-sized nuclei and the length of sporangia, but it is not so in the latter group. Number of zoospores in the former group sporangium ranges from 8 to 28. When zoospores are released from sporangium, they are still uninucleate. These may result in indirect germination. In the other group of sporangia, however, zoospores retain polynuclear condition for a long time, and this seems to cause direct germination. The occurrence of these large and small nuclear types is in a proportion of 83.9 : 16.2. These facts are in accord with the data given by numerous studies relating an appearance of the two types of sporangial germination. The two types of sporangial germination proved the inherent nature of their occurrence having for their rates 83.9 and 16.1 for indirect and direct germination of sporangium, respectively.
- 日本植物病理学会の論文
- 1961-12-25
著者
関連論文
- (79) Phytophthora属菌によるトマト根腐症の発生 (昭和53年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (16) 疫病菌遊走子のうの遊走子発芽機構に関する研究 : 第1報 遊走子発芽能力をもたない遊走子のう (昭和44年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- 疫病菌遊走子のうの多量形成培養法(農学部門)
- 6.水生不完全菌の調査と環境教育
- (77) クリ疫病菌Phytophthora castaneaeの有***官形成における同株性 (関西部会講演要旨)
- (39) Phytophthora castaneaeの卵胞子発芽 (関西部会講演要旨)
- (35) カンキツ苗木の新梢に発生したPhytophthoraの比較簡易同定法への試み (関西部会講演要旨)
- 疫病菌の軟化酵素について : 1. Phytophthora capsiciの分泌する軟化酵素の特性
- 疫病菌と他微生物との相互作用に関する研究 : (3) Phytophthora capsici Leon.の菌糸に対する細菌の随伴現象
- (229) 非イオン界面活性剤を用いたPhytophthoraおよびPythiumによる植物疾病の新しい防除への試み
- (96) Phytophthora capsiciの分泌する軟化酵素の純化
- (71) イネ黄化萎縮病菌遊走子の発芽管の分岐について
- (47) チューリップに含有される抗菌性物質の純化
- (46) チューリップ組織煎汁のPhytophthoraに対する抗菌性の消長
- (44) 栃木県下に発生したユウガオの灰色疫病 (仮称) について
- (11) Phytophthora capsiciの遊走子型発芽不能遊走子のうの微細構造 (関西部会講演要旨)
- (6) イネ子葉鞘上におけるSclerophthora macrospora菌遊走子の発芽形態 (関西部会講演要旨)
- (91) 疫病菌遊走子のうの遊走子型発芽とステロール (昭和47年度 日本植物病理学会大会)
- (41) 光条件による Phytophthora castaneae の器官形成の転換 (昭和47年度 日本植物病理学会大会)
- (40) 疫病菌の侵入とタマネギりん片表皮細胞の反応 (昭和47年度 日本植物病理学会大会)
- 植物疫病菌に関する研究
- Phytophthora capsici LEONIAN 菌游走子嚢の発芽生理に関する研究 (1)
- 9.海洋環境の教育における映像の利用
- 自然と環境の教育における映像の利用
- 7.自然と環境の教育における映像の利用から受講生が得るもの()
- 身近な生物の教材化に関する研究 : 藤森構内の薬用植物
- 環境教育と農薬
- レタス種子の発芽過程における子葉細胞の微細構造の変化
- 久美浜海岸砂丘における海流散布種子
- 久美浜における海浜植物群落の二次遷移機構
- 京都教育大学構内の植物
- 本邦海岸の砂粒上に子のう殻を形成する海水菌について(II) : 九州及び南西諸島
- 本邦海岸の砂粒上に子のう殻を形成する海水菌について(I) : 北海道北東部
- 海水菌類の生物学的研究(I) : 日本海箱石沿岸海域で採取したCorollospora maritima菌の形態特性
- フラスモ仮根先端細胞の原形質流動(II)
- フラスモ仮根細胞における原形質流動について
- フラスモ仮根先端細胞の核の行動について
- 海水懸濁物の顕微鏡的考察(I) : 箱石,久美浜湾の表面水
- イネ科植物のカルス形成について
- 遊離植物細胞の形態形成と照度との関係
- (26) Phytophthora capsici LEON. 菌の寄主体侵入 (昭和35年度地域部会講演要旨(関西部会)
- Phytophthora capsici LEONIAN 菌の寄主体侵入(農学部門)
- (67) クリ疫病を原因するPhytophthora castaneae sp. nov.について (昭和44年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (77) 位相差顕微鏡下に於ける Phytophthora capsici Leon. 菌游走子の鞭毛 (昭和31年度大会)
- 位相差顕微鏡下に於ける Phytophthora capsici Leonian 菌游走子の鞭毛
- カンキツ褐色腐敗病ならびに緑かび病の病徴進展機作の比較(農学部門)
- Phytophthora capsici LEON. の遊走子のう形成機構研究のための抗生物質の利用(農学部門)
- Pseudomonas sp. による Phytophthora capsici LEON. の遊走子のう形成刺戟(農学部門)
- Phytophthora capsici LEON. の遊走子のう形成に対する riboflavin の促進効果と光によるその抑制(農学部門)
- 栄養欠乏状態における Phytophthora capsici LEON. の菌糸生長と遊走子のうの形成(予報)(農学部門)
- (2) Sclerophthora macrospora菌の遊走子のう形成および発芽におよぼす光の影響 (関西部会講演要旨)
- (6) 黄化萎縮病に感染したイネ科植物の組織培養 (昭和46年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (37) イネのカルスの組織に対するPhytophthora macrospora菌遊走子の走性について (昭和45年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (10) イネ黄化萎縮病菌遊走予のうおよび遊走子の発芽時における核現象 (関西部会講演要旨)
- (37) イネ黄化萎縮病菌卵胞子の発芽に関する研究 (第1報) (昭和44年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (22) イネ黄化萎縮病に関する研究・病原菌の培地上における形状について (イネの病害(昭和40年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- (16) イネ黄化萎縮病菌の遊走子のう形成におよぼすリン酸塩および炭酸カルシウムの影響 (昭和38年度地域部会講演要旨(関西部会))
- (27) Phytophthora capasici Leon. 菌の遊走子嚢発芽の2型とその型核現象 (昭和36年度地域部会講演要旨(関西部会))
- Phytophthora capsici Leonian 菌の由游走子のう発芽の二型と核現象
- (5) 稲黄化萎縮病に関する研究 病原菌の2・3の炭水化物分解酵素の活性について (昭和34年度関西部会)
- (37) 稲黄化萎縮病に関する研究, 特に病原菌の游走子嚢形成について (稲の病害(昭和33年度 日本植物病理学会大会講演要旨))
- (12) Phytophthora capsici Leonian菌の游走子嚢の発芽, 菌糸の発育, 游走子嚢並に卵胞子の形成に及ぼすMalachite greenの影響 (昭和30年度関西部会)
- (30) 黄化萎縮病に罹病せる禾本科雑草に依る稲幼芽の感染に就て (昭和29年度関西部会)
- (23) 有用植物の疫病に關する研究(第7報) : 西瓜褐色腐敗病とその病原菌に就て (昭和28年秋季關西部會)
- (22) 有用植物の疫病に關する研究(第6報) : 胡瓜疫病を起因する病原菌に就て (昭和28年秋季關西部會)
- Phytophthora capsici の遊走子とその鞭毛(農学部門)
- (36) Phytophthora capsici の遊走子のべん毛と被のう時における変化 (昭和43年度地域部会講演要旨(関西部会))
- キュウリジュース培地遠沈残渣中に存在する Phytophthora capsici 遊走子嚢の遊走子分割必須物質の追跡(農学部門)
- 非イオン界面活性剤を用いた Phytophthora および Pythium による植物疾病の新しい防除の観点(農学部門)
- キュウリジュース遠沈上清液で培養した Phytophthora capsici の異常遊走子嚢(農学部門)
- ジャガイモ疫病菌の遊走子嚢とその発芽における核現象(農学部門)
- Phytophthora porri FOISTER の厚膜胞子形成(農学部門)
- 多量の疫病菌遊走子のうを得るための紙蓋平面培養法(農学部門)
- チューリップの白色疫病に関する研究 I : 疾病とその病原菌について(農学部門)
- イチジクを侵す疫病菌 2 種の比較(農学部門)
- Phytophthora capsici LEON. の遊走子の運動に関する研究 VI : 遊走子の遊泳と小遊走子のう形成(農学部門)
- (22) 稻及び麥類の黄化萎縮病の發生, 病徴及び卵胞子の稻體内に於ける分布に關する知見 (昭和27年度秋季關西部會)
- スグキナ根こぶ病罹病組織に含まれる植物ホルモンについて(1)
- ラッキョウの白色(しろいろ)疫病(新称)を原因する Phytophthora porri Foisterについて
- Phytophthora capsiciの遊走子の運動に関する研究 : II. 照度計による遊走子集泳状態のとらえ方
- (18) タマネギ白色疫病 (新称) に関する研究 : 第2報 病原性, 菌の同定について (菌類病(昭和43年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- 土壌中における絶対的寄生菌 : Plasmodiophora brassicae WORONINの生活
- クワイ炎腫病菌の生理生態に関する研究(農学部門)
- (10) 疫病菌遊走子の運動に関する研究 : 第5報 各種緩衝液および化合物溶液中におけるPhytophthora capsiciの遊走子の鞭毛異常と遊泳行動 (菌類病(昭和42年度日本植物病理学会大会講演要旨))
- 樹木に寄生する微生物の観察