7.自然と環境の教育における映像の利用から受講生が得るもの(<環境教育シンポジウム報告>)

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概要

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大学1回生を対象にした自然と環境の教育の講義の課題として,水資源,地球温暖化防止世界会議の動向,チェリノブイリ放射能汚染の実態,わが国の環境ホルモンへの対応等を学習し,さらに,シーア・コルボンほか著の「奪われし未来」を購読する計画を実施した。予め家庭等でテレビを聴視して,それぞれの問題の導入と展開を試みた。講義終了後,受講者のノートの記述内容から,地球環境問題をどのように捉えているか,理解度を把握して,今後の講義内容の更新を模索した。地球科学的に水を知ることによって,地球温暖化防止の必要性の認識が得られる。放射能汚染や環境ホルモンがともに生物の生理を撹乱するという映像を視聴し,これらの防御に研究と自衛努力が求められるなど,環境意識を高めるきっ掛けを作るためには,映像が適している。さらに深い理解には科学研究結果の最新の知見を必要とする。
京都教育大学の論文
1999-03-31

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