Pseudomonas solanacearum培養液中の抗糸状菌活性について
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概要
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ナス科植物をはじめとした多くの双子葉植物の青枯病病原細菌Pseudomonas solanacearumの抗糸状菌活性について基礎的検討を行った。平板培地上での対峙培養においては, 供試7属8種の植物病原糸状菌すべてに対して阻止円を形成したが, 酵母, 細菌には形成しなかった。なお, この活性は野性型のみならず, いくつかの非病原性突然変異株においてもみられた。P. solanacearumの濃縮培養ろ液を糸状菌の液体培養液に加えて培養すると, 糸状菌細胞の膨化が光学顕微鏡下で観察され, また糸状菌において高分子多糖質分画への^<14>C-グルコサミンの取込みが特異的に阻害された。これらの結果よりP. solanacearumの抗糸状菌活性は, 細胞壁多糖質合成の阻害によるものと推察された。
- 日本植物病理学会の論文
- 1989-01-25
著者
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