Erwinia carotovora subsp. carotovora EC1株の複数のポリガラクツロナーゼを生産するDNA領域の核酸塩基配列の決定
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概要
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Erwinia carotovora subsp. carotovora (E.c.c.) EC1株では, 1804塩基からなるDNA断片が等電点を異にする4種のポリガラクツロナーゼ (Peh)を生産した。この領域の塩基配列を両方向から決定したところ, 他のE.c.c.菌株で報告されているPehと同程度の分子量42,646となる402個のアミノ酸をコードする翻訳領域(ORF1)が存在した。ORF1から読まれるアミノ酸の配列は既報の E.c.c.の Pehと約90%の相同性を示した。また, 26個のアミノ酸からなるシグナルペプチドと考えられる領域も見いだされた。この他, 短いORFも存在していた。4種のPehを生産するためのORF1を除いた595塩基の役割について論じた。
- 日本植物病理学会の論文
- 1994-04-25
著者
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