日本におけるスイカ果実汚斑細菌病の発生
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概要
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A bacterial disease that affected production of seedlings and fruits of watermelon (Citrullus lanatus)occurred in Yamagata Prefecture, Japan, in the summer of 1998.The disease was characterized by necrosis and death of seedlings;irregular brown spots with halo on the true leaves;and fruit blotch.When seedlings of watermelon were inoculated with the bacterial isolates from the watermelon at Yamagata Prefecture in 1998, irregularly shaped lesions were expressed on cotyledons and true leaves.These isolates were also pathogenic to all cucurbits tested (cucumber, pumpkin, melon, bottle gourd, wax gourd, and oriental pickling melon), tomato, and eggplant.The most sensitive hosts among them were watermelon, cucumber, pumpkin and bottle gourd.The bacteriological characteristics of the present bacterial isolates coincided with those of the standard isolates of Acidovorax avenae subsp.avenae.On the basis of bacteriological characteristics and pathogenicity, the bacterium was identified as the Acidovorax avenae subsp.citrulli (Schaad, Sowell, Goth, Colwell & Webb 1978) Willems, Goor, Thielemans, Gillis, Kersters & De Ley 1992.This is the first report of watermelon bacterial fruit blotch disease in Japan.
- 日本植物病理学会の論文
- 2000-12-25
著者
-
川合 昭
横浜植物防疫所
-
加藤 智弘
山形県立農業試験場:(現)山形県立園芸試験場
-
加藤 智弘
山形県立園芸試験場
-
白川 隆
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所
-
我孫子 和雄
野菜・茶業試験場
-
白川 隆
野茶研
-
白川 隆
野菜・茶業試験場
-
菊池 繁美
山形県立園芸試験場
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