水田周辺の雑草からのイネ苗立枯細菌病菌の分離
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概要
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To search the infection source of bacterial seedling blight of rice, we tried to isolate the pathogen, Pseudomonas plantarii, from weeds around the paddy field using the dilution plating method with modified medium of Azegami et al. in 1991. Weeds belonging to 28 genera within 16 families were collected in Mogami-machi, Yamagata Prefecture and used for the isolation. Twelve isolates obtained from kouya-warabi ( Onoclea sensibilis), creeping buttercup (Ranunculus silerifolius), cranesbill ( Geranium nepalense) and wild strawberry (Duchesnea chrysantha) formed the pathogenic bacterium-like colonies on the plate. The isolates induced the symptoms similar to those by the control strain to rice seedling and kouya-warabi. On the basis of their pathogenicity tests and bacteriological characteristics, the present isolates were identified as Pseudomonas plantarii Azegami et al. 1987. This is the first report that P. plantarii is isolated from weeds other than grasses.
- 日本植物病理学会の論文
- 1994-10-25
著者
-
田中 孝
山形農試
-
田中 孝
山形県立農業試験場
-
加藤 智弘
山形県立農業試験場
-
藤田 靖久
山形県立農業試験場
-
加藤 智弘
山形県立農業試験場:(現)山形県立園芸試験場
-
加藤 智弘
山形県立園芸試験場
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