WARASA: 軽量プロセス上での並列オブジェクト指向プログラミング言語
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概要
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並列オブジェクト指向プログラミング言語は,並列性と同期機能がオブジェクトに埋め込まれているため,理解しやすい並列処理記述法といわれている.われわれはマルチプロセッサ計算機のOSが提供する並列プリミティブとオブジェクト指向パラダイムとを結合するような並列オブジェクト指向プログラミング言語WA-RASAを提案している.WARASAはC++に並列機能を追加した拡張言語として設計された言語である.この言語は,従来の並列オブジェクト指向プログラミング言語と違って,並列機能の実現にはカーネル機能を利用し,プログラムの並列制御をユーザが書かなくて済むように設計されている.WARASAで書いた並列プログラムは効率的かつ実用的である.本論文は,以上の特徴を持ったWARASAの設計思想,実現法および予備的な評価について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-07-15
著者
-
牧之内 顕文
九州大学工学部
-
江 允
九州大学工学部情報工学科
-
江 允
倉敷芸術科学大学ソフトウェア学科
-
牧之内 顕文
Graduate School Of Information Science And Electrical Engineering Department Of Intelligent Systems
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