エゾシカにおけるキシラジン-ケタミン混合薬に対するアチパメゾールの拮抗効果(外科学)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
エゾシカにおいて,キシラジンに対するアチパメゾールの拮抗効果を検討した。キシラジン(2mg/kg)とケタミン(6mg/kg)の混合薬で約60分間不動化した3群に,キシラジン投与量の1/10,1/3,1/2量のアチパメゾールを投与した。各群の平均覚醒時間は,それぞれ7.4,5.0,5.2分で,濃度依存性の効果は認められず,1/10量でも速やかに覚醒した。アチパメゾールは,エゾシカにおいて有効なキシラジン拮抗薬と判断された。
- 日本野生動物医学会の論文
著者
-
大沼 学
国立環境研究所
-
梶 光一
北海道環境科学研究センター
-
服部 薫
北海道大学大学院獣医学研究科生態学教室
-
上野 真由美
北海道大学大学院農学研究科
-
大沼 学
独立行政法人国立環境研究所生物資源研究室
-
大沼 学
京都大学霊長類研究所人類進化モデル研究センター
-
高橋 裕史
北海道大学大学院獣医学研究科生態学教室
-
淺野 玄
岐阜大学応用生物科学部獣医学講座野生動物医学研究室
-
淺野 玄
岐阜大学大学院連合獣医学研究科:岐阜大学応用生物科学部野生動物医学研究室
-
淺野 玄
岐阜大学応用生物科学部
-
淺野 玄
岐阜大学
-
淺野 玄
兵庫県森林動物研究センター
-
大沼 学
(独)国立環境研究所
-
大沼 学
北海道大学大学院獣医学研究科
-
大沼 学
(独)国立環境研究所環境研究基盤技術ラボラトリー環境生物資源研究室
-
島 絵里子
北海道大学大学院農学研究科環境資源学専攻北方森林保全学講座
-
服部 薫
独立行政法人水産総合研究センター北海道区水産研究所
-
高橋 裕史
北海道大学大学院文学研究科・獣医学研究科
-
高橋 裕史
森林総合研究所関西支所
-
KAJI KOICHI
Hokkaido Institute of Environmental Sciences
-
Kaji K
Hokkaido Inst. Environmental Sci. Sapporo Jpn
-
Kaji Koichi
Tokyo Univ. Agriculture And Technol. Fuchu Jpn
-
Kaji Koichi
Nature Conservation Division Hokkaido Institute Of Environmental Sciences
-
浅野 玄
岐阜大学大学院連合獣医学研究科:岐阜大学大学院応用生物科学部野生動物医学分野
-
梶 光一
東京農工大学農学部野生動物保護学研究室
-
梶 光一
東京農工大学大学院共生科学技術研究院
-
Shima Eriko
Graduate School Of Agriculture Hokkaido University
-
Asano Makoto
United Graduate School Of Veterinary Science Gifu University
-
梶 光一
北海道環境科学研究センター自然環境保全科
-
高橋 裕史
北海道大学大学院獣医学研究科
-
Ueno Mayumi
Graduate School Of Agriculture Hokkaido University
-
島 絵里子
国立科学博物館
-
服部 薫
(独)水産総合研究センター北海道区水産研究所
-
Kaji Koichi
Hokkaido Inst. Of Environmental Sciences
-
Asano Makoto
Department Of Veterinary Surgery Faculty Of Veterinary Medicine Hokkaido University
-
大沼 学
独立行政法人国立環境研究所環境研究基盤技術ラボラトリー生物資源研究室
-
島 絵里子
独立行政法人国立科学博物館
-
淺野 玄
岐阜大学応用生物科学部獣医学課程
-
大沼 学
独立行政法人国立環境研究所
関連論文
- 乗鞍岳畳平で人身事故を引き起こしたツキノワグマの食性履歴の推定--安定同位体分析による食性解析
- Normal Sperm Morphology and Changes of Semen Characteristics and Abnormal Morphological Spermatozoa among Peri-mating Seasons in Captive Japanese Black Bears (Ursus thibetanus japonicus)
- 成熟雌ニホンツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)における血清レプチン濃度の周年変化(臨床繁殖学)
- 酪農学園大学野生動物医学センターWAMCを拠点とした野鳥病原体感染リスク評価研究の概要
- This number 乗鞍岳畳平で発生したツキノワグマによる人身事故の原因解明と対応策について
- 日本産希少鳥類ニホンライチョウ(Lagopus mutus japonicus)およびヤンバルクイナ(Gallirallus okinawae)におけるHeterakis属線虫(盲腸虫科)の初記録
- マレーバク(Tapirus indicus)糞便中に認められた虫卵のCOX1およびITS領域塩基配列を指標とした寄生蠕虫類同定の試み(寄生虫学)
- 動物園で飼育されるニシローランドゴリラ(Gorilla gorilla gorilla)の尿中8-OHdG量を指標とした健康評価に関する予備研究 : 特に原虫感染個体との比較(生理学)
- ニホンツキノワグマ(Ursuus thibetanus japonicus)におけるBioelectrical impedance analysis(BIA)による体脂肪量測定(生理学)
- エゾシカの個体数変動と空間分布
- 鳥類における鉛中毒症(野生動物を指標とした環境汚染モニタリング,第12回日本野生動物医学会大会・岐阜大学21世紀COEプログラム国際シンポジウム)
- ラッコ Enhydra lutrisの頭蓋および犬歯の形態学的成長解析
- チレタミン・ゾラゼパム混合液によるニホンツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)の不動化(外科学)
- 飼育下ニホンツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)におけるウマおよびヒト絨毛性性腺刺激ホルモンを用いた排卵誘起(繁殖学)
- 飼育下ニホンツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)における血清中プロジェステロン濃度に基づいた交尾刺激なしでの排卵の発生(臨床繁殖学)
- 異なるグリセロール濃度で凍結保存した飼育下ニホンツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)精子の融解後における特徴(臨床繁殖学)
- 酪農学園大学野生動物医学センターで登録された獣医鳥類学標本(第3報)
- GPS首輪の評価とエゾシカへの適用
- エゾシカのハビタット改変に伴う分布変化の解析
- 野外におけるエゾシカ(Cervus nippon yesoensis)の生体捕獲法と化学的不動化法について(外科学)
- エゾシカにおけるキシラジン-ケタミン混合薬に対するアチパメゾールの拮抗効果(外科学)
- 野生鳥類・哺乳類の食道における横紋筋と平滑筋および食道腺の分布に関する比較組織学的研究(短報)(解剖学)
- アライグマミトコンドリアDNA多型の地理的分布
- 北海道における移入アライグマ(Procyon lotor)の繁殖学的特性
- 外来種アライグマ(Procyon lotor)からのコクシジウム類Eimeria属およびIsospora属の初確認とトキソプラズマ抗体の保有状況(寄生虫学)
- アライグマ (Procyon lotor) の個体識別
- マレイシア国サラワク州におけるマレーグマ(Helarctos malayanus)の糞中エストラジオール濃度の年間変動
- 囲いワナを用いたニホンジカの大量捕獲
- 知床を対象とした生態系管理としてのシカ管理の試み
- タヌキ(Nyctereutes procynoides)の卵巣におけるP450aromの免疫局在およびmRNAの発現(繁殖学)
- 専門医紹介
- 野生鳥類の寄生蠕虫類を対象にした地理情報システム(GIS)を用いた空間疫学的解析の一例
- 洞爺湖中島産ヒメネズミに見られた条虫科幼虫 armathyridium の形態学的検討
- 海獣談話会海棲哺乳類研究の可能性を探る : 様々なフィールド・手法から
- 野生タヌキ(Nyctereutes procyonoides)における卵巣内ステロイドホルモン合成酵素P450scc,3βHSDおよびP450c17の免疫局在(短報)(臨床繁殖学)
- タカ目における迅速性, 簡便性および信頼性の高いPCRによる性判別法(繁殖学)
- 野生タヌキ(Nyctereutes procyonoides)における雄性仮性半陰陽(臨床繁殖学)
- 最終希釈倍率,精子濃度および冷却・グリセリン平衡時間が凍結-融解後における犬精子の性状に及ぼす影響(臨床繁殖学)
- 酪農学園大学野生動物医学センターWAMCを拠点とした野鳥病原体感染リスク評価研究の概要
- 野生動物の安楽死 (安楽殺処分)
- Leptin Receptor (Ob-R) Expression in the Ovary and Uterus of the Wild Japanese Black Bear (Ursus thibetanus japonicus)
- 公開シンポジュウム2「哺乳類の採食行動」について
- 野生動物の安楽死(安楽殺処分)(野生動物医学における動物福祉,第15回日本野生動物医学会大会シンポジウム)
- 凍結乾燥塩酸メデトミジンを利用したエゾシカ(Cervus nippon yesoensis)の化学的不動化(外科学)
- A19) 「北方四島」の野生生物保護管理方法(口頭発表, 野生生物保護学会 2000 年大会大会報告 : プログラム)
- P09) 2000年7月北方四島鰭脚類調査報告(ポスター発表, 野生生物保護学会 2000 年大会大会報告 : 講演要旨)
- 14)「北方四島」の野生生物の現状とその保護(一般発表(ポスター), 野生生物保護学会第 5 回大会講演要旨)
- サラブレッド種ウマにおける血清バラフェニレンジアミンオキシダーゼ活性分析(短報)
- 交通事故により救護されたクマタカ (Spizaetus nipalensis) で偶発的にみられた腎腺癌の1例
- PCR法を用いたMecistocirrus digitatusのITS領域の遺伝子解析と牛糞便中の消化管内線虫卵の識別への応用(寄生虫病学)
- IMC9とポストコングレスツアー(洞爺湖)の印象記
- 2007年度日本野生動物医学会主催SSC開催報告(II)
- 2006年度 野生動物医学会サマーショートコース実施報告II
- ランドスケープ概念による流域管理計画策定に関する一考察
- Culling Versus Density Effects in Management of a Deer Population
- Fecal nitrogen as an index of dietary nitrogen in two sika deer Cervus nippon populations
- ニホンジカの大量捕獲
- Dystocia in free-ranging sika deer Cervus nippon under food limitation
- エゾシカと被害 : 共生のあり方を探る
- シカ捕獲ワナ アルパインキャプチャーシステムの改良
- エゾシカ個体群の管理方法とその課題
- 「日本各地域におけるシカ管理の現状」特集にあたって
- アルパインキャプチャーによるニホンジカの大量捕獲法の検討
- 骨格成長を基準とするエゾシカ(Cervus nippon yesoensis Heude,1884)の胎子の成長評価と胎齢推定
- マレイシア国サラワク州におけるマレーグマ(Helarctos malayanus)の繁殖周期
- 北海道東部産のエゾシカ(Cervus nippon yesoensis Heude, 1884)胎子における胎齢推定, 受胎日変異および外部形態の発達過程
- 尿中8-hydroxyguanosine量を指標としたニホンザルの健康評価法に関する予備研究(生理学)
- ニホンジカの管理方法
- 野生エゾシカ(Cervus nippon yesoensis Heude, 1884)における精巣と血漿テストステロン濃度の季節的変動
- 2007年度日本野生動物医学会主催サマーショートコース(SSC)実施報告I
- 生体捕獲調査における計測, 採材, 器具装着および衛生上の諸注意
- ウエストナイル熱の野鳥への影響と野生鳥類モニタリング (特集 環境問題としての感染症)
- マレイシア国サラワク州におけるマレーグマ(Helarctos malayanus)飼育個体群の存続可能性分析(日本の野生動物医学、万国津梁の礎 : 日本と近隣諸国における国際共同調査・研究)
- 生態・行動研究における哺乳類の取り扱い
- Deer 98(第4回国際シカ生物学会議)に参加して
- Application of Cohort Analysis to Large Terrestrial Mammal Harvest Data
- 北海道周辺海域のトド--漁業との軋轢と管理の現状 (総特集 知床世界自然遺産--氷縁生態系の保護管理と持続的漁業)
- トド・ラッコの生態と漁業被害問題 (特集 北海道における野生動物の保全と保護管理)
- トドによる被害の現状と取り組み
- 八重山諸島に生息するカンムリワシから得られた寄生蠕虫類および節足動物
- 北海道に生息するサギ科,クイナ科,シギ科およびヒレアシシギ科における寄生蠕虫類の調査
- ラッコの遺伝子をさぐる 集団遺伝解析と性判別 (特集1 海棲哺乳類の遺伝子を探る)
- 野生動物保護管理の視点から(リレーメッセージ研究から現場から(4))
- シンポジウム総合討論の記録
- ロシアに分布する野生コウノトリ (Ciconia boyciana) の遺伝的多様性評価と絶滅した日本個体群との系統関係比較
- 渡島半島日本海沿岸における海生哺乳類,特に鰭脚類の出現と漁業被害
- ヤンバルクイナGallirallus okinawaeから得られた寄生蠕虫類
- 2009年冬-春季の渡島半島西部から津軽海峡におけるキタオットセイ Callorhinus ursinus の来遊状況
- ヤンバルクイナ (Gallirallus okinawae) の消化管内寄生虫2種(Heterakis isolonche と Glaphyrostomum sp.)を検出する Duplex Real-time PCR Assay
- 野生動物の感染症管理にどのように取り組むべきが
- 可猟区におけるエゾシカ(Cervus nippon yesoensis)の日周行動パターンとブラインド狙撃に反応した行動変化 : ─道有林釧路管理区内の施業地における事例─
- トドをとりまく現状と被害対策の課題(野生生物保護管理の最前線 日本近海の鰭脚類の現状と課題)
- 北海道におけるアイガモの寄生蠕虫類調査
- ニホンジカにおける密度依存性と環境収容力
- モバイルカリング(1)森林管理と連携した効率的エゾシカ捕獲の試み
- シカの爆発的増加 : 北海道の事例
- エジシカの保護および管理について : 生態学の立場から(第11回家畜行動に関する小集会報告)
- 日本産希少鳥類ニホンライチョウ(Lagopus mutus japonicus)およびヤンバルクイナ(Gallirallus okinawae)におけるHeterakis属線虫(盲腸虫科)の初記録
- 森林利用計画におけるランドスケープエコロジーの応用(会員研究発表論文)
- ケナガネズミ (Diplothrix legata) における広東住血線虫 (Angiostrongylus cantonensis) 感染の初記録