数学教育におけるコンピュータ・プログラミングの指導について(III) : LOGO言語を中心として
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
第2報では,数学教育におけるコンピュータ・プログラミング,とくにLOGO言語による指導について,小学校・中学校・高等学校での実践を通して,その可能性と方向について論じた。この小論では,小学校における図形教育の中でのLOGO言語の活用,とくに子どもにとって価値のある作業―天守閣の測量・カブトの作成・万華鏡模様の作成―の中での実践を通して,子どもの学習へのかかわり方について考察する。We tried the following instruction of LOGO in elementary school particularly in valuable works for th children.(1)Fifth grade:figure's similarity - measuring the height of Kishiwada Castle and Mizuma Temple -(2)Fifth grade:figure's parallel,symmetric,or rotational movement - making a Japanese helmet(Kabuto)-(3)Fifth grade:figure's movement - making a wall accessory with a kaleidoscopic desigh - Preceding trial made the following clear.(ⅰ)In fifth grade,pupils can use English letter of the commands in LOGO easily.Because they use them as only marks.(ⅱ)Even in computer programing,it is sometimes necessary for the pupils to use mathematics.For example,when pupil draw a symmetric figure in LOGO they must not only replace「FD」,「RT」and「LT」with「BK」,「LT」and「RT」by considering the property of symmetry.(ⅲ)Pupil's intution is sometimes developed the stable recongnition by doing works or by using LOGO.Based on these thing,we think that it is necessary to study about the following points hereafter.(1)How should we place the learning LOGO in the school education?(2)How does LOGO,particulary the turtle graphics,change the pupil's recongnition of figure's property that have been learned in school?
- 大阪教育大学の論文
- 1984-12-31
著者
-
岡森 博和
大阪教育大学数学教室
-
西谷 泉
大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎
-
柳本 朋子
大阪教育大学
-
本間 俊宏
大阪教育大学教育学部附属高等学校天王寺校舎
-
西谷 泉
大阪府立泉大津高等学校
-
金谷 博史
清風高等学校
-
岡森 博和
四天王寺国際仏教大
-
岡森 博和
大阪教育大
関連論文
- 小学校教員養成課程における数学教材の研究 第2報
- 4-13. 数 : その概念と計算(II)
- 2G4-H2 教員養成大学における大学生の論証力の問題点 : 小学校算数科での論証の指導と評価に向けて(教育実践・科学授業開発(6),一般研究発表,次世代の科学力を育てる-社会とのグラウンディングを求めて-)
- 高等学校における曲線や空間図形の指導とパソコン利用
- 一斉授業におけるパソコンの現実的な利用について(第一報) : 教師の役割,子どもの活動,パソコンの利用をめぐって
- 小学校におけるプログラミング指導について LOGOとBASICを中心として
- 数学教育におけるパソコンの利用とそのプログラミング(II)
- 数学教育におけるパソコン利用とそのプログラミング(I)
- 数学教育におけるコンピュータ・プログラミングの指導について(III) : LOGO言語を中心として
- 数学教育におけるコンピュータ・プログラミングの指導について(II) : LOGOを中心として
- 数学教育と他教科との関連について : 地図と面積計の数学
- 数学教育におけるコンピュータ・プログラミングの指導について
- 4-1. 数 : その概念と計算 (I)
- 4-11. 数 : その概念と計算(I)
- シンポジウム 学力と評価をめぐって
- グラフ理論の教育について : 小学生を対象として
- グラフ理論の教育について : 中学生を対象として
- 数学教育の進化を考える 3 : 国際交流との関連で
- 数学教育の進化を考える 1 : 国際交流との関連で
- 数学教育の進化を考える 3 : 国際交流との関連で
- 数学教育の進化を考える 1 : 国際交流との関連で
- 数学教育の進化をめざして : 教員養成とかかわって
- コンピュータ科学の基礎, その教育の研究と実践-X IX : グラフ理論からのアプローチ
- 小学生の構造的な見方について
- 数学教育の進化をめざして : 教員養成とかかわって
- コンピュータ科学の基礎, その教育の研究と実践-X IX : グラフ理論からのアプローチ
- 小学生の構造的な見方について
- モデリングの教育について : 高校生を対象として
- コンピュータ科学の基礎, その教育の研究と実践-XVIII : グラフ理論からのアプローチ
- モデリングの教育について : 高校生を対象として
- コンピュータ科学の基礎, その教育の研究と実践-X VIII : グラフ理論からのアプローチ
- コンピュータ科学の基礎、その教育の研究と実践 XVI : グラフ理論からのアプローチ
- コンピュータ科学の基礎、その数育の研究と実践 XV : 計算幾何学からのアプローチー
- 数学教育の進化をめざしてIV : 算数数学が好きになるために
- 子どもの構造的なとらえ方について
- コンピュータ科学の基礎, その教育の研究と実践 XVI : グラフ理論からのアプローチ
- グラフ電卓を用いた教材開発 : 教職課程の授業をとおして
- グラフ電卓を用いた教材開発 : 教職課程の授業をとおして
- 数学教育の進化を考える : 国際交流との関連で 2
- 数学教育の進化を考える : 国際交流との関連で 2
- 数学が好きになるために : 中学生を対象として
- 算数が好きになるために : 小学生を対象として
- 数学が好きになるために : 中学生を対象として
- 算数が好きになるために : 小学生を対象として
- 数学教育の進化をめざしてIV : 算数数学が好きになるために
- 数学教育におけるファジイモデリングの教育 : 高校生を対象として
- 数学教育におけるファジイモデリングの教育 : 高校生を対象として
- 数学教育の進化をめざして III : 数学教育の国際交流とかかわって
- コンピュータ科学の基礎、その教育の研究と実践XIII : ファジィ理論について
- 数学教育の進化をめざしてIII : 数学教育の国際交流とかかわって
- コンピュータ科学の基礎、その教育の研究と実践XIII : ファジィ理論について
- コンピュータ科学の基礎・その教育の研究と実践 XI : フラクタル図形
- コンピュータ科学の基礎・その教育の研究と実践XI : フラクタル図形
- コンピュータ科学の基礎・その教育の研究と実践 : フラクタル図形2
- コンピュータ科学の基礎・その教育の研究と実践 : フラクタル図形2
- 4-2. 数 : その概念と計算 (II)
- 新教科「情報」に関する「情報科教育法」のあり方とその実践に関する研究
- コンピュータ科学の基礎, その教育の研究と実践XV : 計算幾何学からのアプローチ
- 数学教育におけるファジイモデリングの教育 : 高校生を対象として
- 数理思想とモデリング : 小学生の卒業研究
- 数理思想とモデリング : 中学生のためのグラフ理論
- 数理思想とモデリング : 小学生の卒業研究
- 数理思想とモデリング : 中学生のためのグラフ理論
- コンピュータ科学の基礎、その教育の研究と実践 X : 文科系大学生・短大生の授業をとおして
- コンピュータ科学の基礎、その教育の研究と実践X : 文科系大学生・短大生の授業をとおして
- コンピュータ科学の基礎, その教育研究と実践 VII : グラフの周遊問題に関わる日常の問題から
- コンピュータ科学の基礎, その教育研究と実践 VII : グラフの周遊問題に関わる日常の問題から
- コンピュータ科学の基礎・その教育と実践IV : 子どもがつくる算数をめざして
- コンピュータ科学の基礎・その教育と実践IV : 子どもがつくる算数をめざして
- 数学教育の進化を考える : 諸科学の知見をふまえて
- 数学教育の進化を考える : 諸科学の知見をふまえて
- 数学教育の進化をめざして : いま, 何が大切か
- 数学教育の進化をめざして : いま, 何が大切か
- 数学教育の進化をめざしてII : その土壌をつくるために
- 数学教育の進化をめざしてII : その土壌をつくるために
- 小学校の幾何教育(第1報) : 実験して得た結果を基礎として
- 関数教育(第2報)
- 関数教育について(第1報)
- 数学教育と学習指導要領 : 教育内容・教育制度の多様化
- 作業を生かしての高等学校の数学教育
- 8-3. 高等学校における論理教育
- 19.ミクシンスキー演算子法による微分方程式の指導について(第2分科会,討議記録)
- 3G1-F5 教員養成大学における大学生の論証力の問題点(2) : 不可能性の説明に対する評価に焦点をあてて(教育実践・科学授業開発(5),一般研究,次世代の科学力を育てる : 社会とのグラウンディングを実現するために)
- コンピュータ科学の基礎, その教育の研究と実践I : 内容(ネットワーク)と方法とかかわって
- コンピュータ科学の基礎, その教育の研究と実践 : 迷路解きのアルゴリズムの教材化
- プログラム電卓を利用した数学教育
- 関数教育
- 教員養成大学における大学生の論証力の問題点(2) : 不可能性の説明に対する評価に焦点をあてて
- 数学教育へのアルゴリズム論的な問題解決のアプローチ
- 数学教育へのアルゴリズム論的な問題解決のアプローチ
- 4. 学校現場でつけたい算数・数学の力(『数学的な考え方』から見た日本の数学教育の文化論,シンポジウム)
- 高校生のためのファジィ理論とそのモデル化について
- コンピュータ科学の基礎・その教育の研究と実践 : フラクタル図形
- 高校生のためのファジィ理論とそのモデル化について
- コンピュータ科学の基礎・その教育の研究と実践 : フラクタル図形
- コンピュータ科学の基礎, その教育と実践II : パラドックスと諭理
- 高校生のためのファジィ理論とそのモデル化について
- シンポジウム : 「数式処理ソフト・グラフ電卓が数学教育へ与える影響について」
- 高校生のためのファジィ理論とそのモデル化について
- 数式処理ソフト・グラフ電卓が数学教育へ与える影響について