グリオーマ移植マウスにおけるキラーT細胞の動態
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概要
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Immunological responses of C57BL/6 mice against syngeneic methylcholanthrene-induced glioma (203-glioma) were investigated by the methods of microcytotoxicity assay and adoptive transfer test. Following results were obtained. Spleen and lymph node cells from glioma-bearing mice were cytotoxic for glioma cells. Cytotoxic activity was specific to glioma cells and was almost completely eliminated by treatment with anti-Thy-1,2 serum and complement. When 10^6 viable 203-glioma cells were inoculated subcutaneously, T cell-mediated cytotoxicity of spleen cells appeared significantly on day 5, and the peak of cytotoxic activity were observed on day 14(68.9〜73.8% cytolysis). Following this initial increase of cytotoxicity, it decreased gradually while the volume of the tumor increased rapidly. These studies indicate that glioma-bearing hosts possess T lymphocytes that can be cytotoxic for glioma and can suppress tumor growth.
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1978-07-15
著者
-
半田 肇
京都大学脳神経外科
-
山下 純宏
京都大学脳神経外科
-
中尾 哲
京都大学脳神経外科
-
難波 雄二郎
京都大学ウイルス研究所(病理部門)
-
花岡 正男
京都大学ウイルス研究所(病理部門)
-
織田 祥史
高知医科大学脳神経外科
-
織田 祥史
京都大学脳神経外科
-
織田 祥史
高知医科大学 脳神経外科
-
山下 純宏
金沢大学医学部附属病院脳神経外科
-
山下 純宏
金沢大学大学院脳神経外科
-
山下 純宏
京大脳外科
-
半田 肇
京都大学医学部脳神経外科学教室
-
難波 雄二郎
京都大学ウイルス研究所
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