アポミクシスギニアグラスの懸濁培養細胞由来プロトプラストからのエンブリオジ'ニックカルスの形成
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概要
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ギニアグラスは,西南暖地において重要な暖地型牧草として知られている.しかしながら,ギニアグラスの生殖様式はアポミクシスであるため,遺伝的変異が少なく,交配育種を進める上で大きな障害となっている.著者らはギニアグラスの変異拡大を目的として,体細胞変異選抜や外来遺伝子の導入などの遺伝子工学技術や細胞融合法などの細胞工学的手法を用いて品種改良を試みている.そこで,本報はこれら技術の基礎となるプロトプラスト培養法を検討した.先の報告(Akashi and Adachi,1991)から体細胞不定胚形成および植物体の再生能の高い品種"ペトリ''のカルスを用いて,1.Omg/12,4-D添加のMS培地で懸濁培養を行い,培養開始6ヵ月以降の懸濁細胞をプロトプラストの材料とした.
- 日本育種学会の論文
著者
-
足立 泰二
大阪府大院・農生命科学
-
明石 良
宮崎大学農学部生物環境科学科
-
Hoffmann F
Univ. California Irvine Ca Usa
-
足立 泰二
大阪府立大学農学生命科学
-
Lachmann Siegfried
Takii Europe B.v
-
Hoffmann Franz
Department ofDevelopmental aud Cell Biology. University of California
-
足立 泰二
宮崎大学農学部
-
Hoffmann Franz
Department Of Developmental And Cell Biology University Of California Irvine(irvine Ca 92697-2300 U.
-
Lachmann S
Takii Europe B.v
-
明石 良
宮崎大学農学部
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