イネ細胞質雄性不稔系統における柱頭の受精能力保持期間について
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概要
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ハイブリッド稲の採種効率を向上させるため,閉頴後に柱頭が露出する特性が利用されている。ここでは,細胞質雄性不稔系統における柱頭の受精能力保持期間と柱頭の受精能力に対する細胞質の影響を明らかにした。1.細胞質雄性不稔系統ではアキヒカリに比べて除雄当日から結実率が高く,除雄後1〜6日ではアキヒカリの約2倍の結実率を維持した。2.M3/7アキヒカリ(ms-bo),M2/5班アキヒカリ(ms一？d)およびアキヒカリにおける結実率の差異は,胞胞質の違いあるいは細胞質と核との働き合いに起因すると考えられる。
- 日本作物学会の論文
- 1987-12-25
著者
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