合成性フェロモントラップによるカブラヤガの捕獲消長
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概要
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1.カブラヤガ合成性フェロモントラップは, 従来の予察灯の1.3〜32倍の数の雄成虫を捕獲でき, より明瞭な捕獲消長が得られた。2.合成性フェロモントラップによる捕獲消長は予察灯による捕獲消長と必ずしも良好な対応関係にあるとは限らなかった。3.合成性フェロモントラップの捕獲率には, 4〜5月と10月に高く, 8月には低下する傾向が認められた。4.カブラヤガの合成性フェロモントラップは, 発生予察のためのサンプリング手段として効率が高く, その有用性が確認された。今後, 捕獲数と野外密度との関係を明らかにする必要がある。
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1981-11-25
著者
-
若村 定男
農林水産省蚕糸:昆虫農業技術研究所生体情報部行動調節研究室
-
根本 久
埼玉県園芸試験場
-
遠藤 亘紀
千葉農試
-
北内 義弘
大分県庁
-
腰原 達雄
塩野義製薬株式会社油日ラボラトリーズ
-
松浦 博一
石川農総研
-
氣賀澤 和男
四国農業試験場:(現)東北農業試験場
-
氣賀澤 和男
農林水産省四国農業試験場
-
遠藤 亘紀
千葉県農業試験場
-
松浦 博一
石川県農業試験場
-
腰原 達雄
農林水産省野菜試験場
-
富岡 暢
北海道立中央農業試験場
-
北内 義弘
大分県農業技術センター
-
富岡 暢
北海道立中央農試
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