Thrombin-catalyzed fibrin polymerization 試験によるフィブリノゲン機能解析
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概要
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We studied the functional deviation of three dysfibrinogens (A, B and C) from the normal with thrombin-catalyzed fibrin polymerization (TCFP). The test condition of the TCFP, however, has not yet been standardized in spite of its striking dependency on pH, ionic strength and concentrations of Ca ion and of fibrinogen. This led us to establish the optimal condition, using purified normal plasma fibrinogen. The result obtained was as follows : 0.05 M triethanolamine-HCl buffer of pH 7.4 with 0.1 M NaCl and without Ca ion at the beginning. The test was best appreciable at 0.25 mg/ml of fibrinogen, since the 'velocity' and 'amplitude' showed a proportional linearity to the concentration, unless beyond the point. On the condition described above, the A and C dysfibrinogens demonstrated remarkable elongation of lag time and significant decrease in velocity and amplitude in comparison with normal control. The B, on the other hand, revealed much smaller deviation, which improved to almost normal by addition of Ca ion (5 mM) of the system. Interestingly, the abnormal amino acids are situated near the Ca binding site of gamma chain in B dysfibrinogen, while they are far from it in the A and C.
- 信州大学の論文
著者
-
寺澤 文子
信州大学医学部保健学科検査技術科学専攻
-
亀子 文子
信州大学医学部保健学科
-
亀子 文子
信州大学医療技術短期大学部衛生技術学科
-
奥村 伸生
信州大学医療技術短期大学部
-
奥村 伸生
信州大学医学部保健学科
-
亀子 文子
信州大 医療技短大
-
奥村 伸生
信州大学医学部保健学科検査技術科学専攻
-
小穴 こず枝
信州大学医療技短大
-
亀子 文子
信州大 医 保健学科
-
小穴 こす枝
信州大学医療技短大
-
寺澤 文子
信州大学医学部保健学科病因・病態検査学講座
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