フィブリン重合反応におけるD-E(`a -A ')結合異常の解析 : Dドメイン(`a ')に変異を有するMatsumoto I(γ364Asp →His )とEドメイン(`A ')に変異を有するMatsumoto V(Aα19Arg →Gly )の比較
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概要
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Fibrinogen Matsumoto I (M・I)and V (M ・V) are dysfibrinogens which are heterozygous (Asp or His) at γ364 and heterozygous (Arg or Gly) at Aα19, respectively. γ364 and Aα19 have been demonstrated to be the most important residue in the so-called ‘a’site in the D domain and the ‘A’site in the E domain, respectively. Although the thrombin-catalyzed release of fibrinopeptide A from M・I and M・V was almost the same as that, from normal controls, their thrombin-catalyzed fibrin polymerization (TCFP) was markedly impaired as compared with normal fibrinogen. Furthermore, their reptilase-catalyzed fibrin polymerization (RCFP) was much more impaired than their TCFP. In particular, no significant RCFP was observed in the case of M・I. Taken together our observations suggest that, when the ‘A’site is impaired in TCFP, ‘a-B’'binding of M・V may play a more important role, and when the ‘a’site is impaired, ‘b-A’and/or ‘b-B’interaction may not compensate for the polymerization of M・I.
- 信州大学の論文
著者
-
石川 伸介
信州大学医学部附属病院臨床検査部
-
廣田 川戸洞
信州大学医学部附属病院臨床検査部
-
寺澤 文子
信州大学医学部保健学科検査技術科学専攻
-
奥村 伸生
信州大学医療技術短期大学部
-
奥村 伸生
信州大学医学部保健学科
-
廣田 雅子
信州大学医学部附属病院 臨床検査部
-
廣田(川戸洞) 雅子
信州大学医学部附属病院臨床検査部
-
奥村 伸生
信州大学医学部保健学科検査技術科学専攻
-
廣田 雅子
信州大学 医技短大
-
田中 仁
鈴鹿工業高等専門学校専攻科(電子機械工学専攻)
-
寺澤 文子
信州大学医学部保健学科病因・病態検査学講座
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