多動傾向を持つA君の言語と数量指導の試み : 小学校特殊学級の実践から
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本報告は,多動傾向を持つ特殊学級小学2年生A君について,多動をおさえ学習活動(読み・計算)の,平成8年5月から12月までの約8ヶ月間の取り組みを述べたものである。この間,中保のスーパーヴァイズのもとに,高杉が週2回,A君にかかわりをもった。第1期は,全面受容によるラポート形成,ワークシステム習得による多動の軽減期,第2期は目と手の協応を中心とした興味ある課題学習の習得期,第3期は,数量,読み学習の期に分けることができ,おのおの成果が見られた。
- 北海道教育大学の論文
- 1997-02-07
著者
-
中保 仁
旭川市立大有小学校
-
長 和彦
北海道旭川肢体不自由児総合療育センター
-
長 和彦〔他〕
北海道旭川肢体不自由児総合センター
-
高杉 誠一
留萌市立東光小学校(北海道教育大学旭川校特殊教育特別専攻科卒業生)
関連論文
- 特殊学級における自閉児A君とのかかわり : TEACCH的手法を取り入れた買い物学習
- 特殊学級におけるA君とのかかわり : 指示理解の深まりをめざして
- A君の意志表現獲得への一ステップ : 小学校特殊学級における関わりから
- IEP, TEACCHプログラムの手法を用いた「家庭での指導」と「一人でべんきょう」の実践 : 小学校特殊学級での事例研究
- 「個別の学習」をとり入れた特殊学級の教育計画と実践経過 : 旭川市立大有小学校「松かさ」学級の取り組み
- 地域社会における自閉症・知的障害児者の生涯ケアに関する実践的研究(5) : 幼児教育・学校教育・医療・施設ケアにおけるTHACCHプログラムの展開 : 10ヶ年計画中間点での展望
- 地域社会における自閉症・知的障害児者の生涯ケアに関する実践的研究(3) : TEACCHプログラムの普及に関する地域評価の試み
- A君が「と・け・い」と伝えてくれるまで : 小学校障害児学級における知的障害と言語発達遅滞のある児の事例から
- 自閉傾向を持つAちゃんの個別学習について一考察 : コミュニケーション能力を伸ばすための支援のあり方を学ぶ
- A君の社会生活スキルの獲得と情緒性の広がりを目指して : 買い物学習・靴ひも結び・絵本の読み聞かせ
- 特殊学級におけるTEACCHプログラムのアイデアを取り入れた実践 : 環境の改善とA君のコミュニケーションの広がり
- 競争から思いやりへ : 学級通信の記録から
- 旭川市立大有小学校「松かさ学級」におけるIEP・TEACCHを取り入れた指導 1998 : 集団指導と個別指導および家庭との連携をとおして
- 自閉児Y君とつくりあげた共通の"意味と表現"の世界 : 「ピンポーン言って!」の要求語を窓口とした個別課題学習の展開
- 多動傾向を持つA君の言語と数量指導の試み : 小学校特殊学級の実践から
- 注意欠陥症候群といわれた子どもとのかかわりと理解 : 受け入れ,整え,手を添え,励まし,ほめること
- 特殊学級における自閉児Aちゃんとのかかわり : TEACCH的手法を取り入れた朝の身辺処理の習慣化と個別学習
- 松かさ学級における思春期を迎えた自閉的傾向児A君とのかかわり : TEACCH的手法を取り入れた「一人でおつかい」
- 小学校特殊学級におけるA君とのかかわり : 自閉症児Aくんの指示理解の高まりを目指して
- 特殊学級での「個別の指導・学習」 : 旭川市立大有小学校の実践