自閉児Y君とつくりあげた共通の"意味と表現"の世界 : 「ピンポーン言って!」の要求語を窓口とした個別課題学習の展開
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概要
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特殊学級に在籍する自閉児Y君のコミュニケーションの成立・向上を図ることを目的として,個別対応を重ねてきた。他人を意識していないように見え,関係がうまくとれないY君への対応は,かかわり手の持つべき姿勢や態度を吟味することが求められた。その経過で,筆者が,Y君と共にいることを楽しめる応答的な自分に変わった時,情動部分での交流が生まれ,心の通じ合いを感ずることができ,三項関係が成立し,Y君が素直に要求を出すようになったと思われた。
- 北海道教育大学の論文
- 1997-02-07
著者
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