特殊学級における自閉児Aちゃんとのかかわり : TEACCH的手法を取り入れた朝の身辺処理の習慣化と個別学習
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概要
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4月にT小学校に入学したAちゃんは,ことばが少なく,一人でいることが多い。ものごとが自分の思う通りにいかなかったり,意志の疎通ができないとき,いらだち,苦痛の様子を見せる。週2回のかかわりの中で,朝の身辺処理を習慣化し,学校に慣れされる事,Aちゃんにとってのコミュニケーション手段を個別学習の中で探ることを試みた。かかわりの初期は,学級の活動に見向きもしなかったAちゃんも,カードを利用することにより,徐々に見通しを持ち,活動に参加するようになった。金子とは教材,遊びを通してやり取りをすることができるようになってきた。個別でのかかわりの場面の記録から,その変容を報告する。
- 北海道教育大学の論文
- 1997-02-07
著者
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