交互温度変化の条件下で全身的または局部的に感染したNicotiana glutinosa植物を連続通過させて生じたタバコモザイクウイルスの弱毒系統について
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概要
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1. TMV普通系をN. glutinosaに接種し, 30℃以上の高温条件下における全身感染と25℃常温下における局部感染を交互に起こさせて, 連続したTMVのN. glutinosa通過を行い, 全身感染1回とそれに続く局部感染1回とを合わせて1パッセイジとした。2. 高温条件とその高温条件下で繰返したパッセイジの回数(温度-回数)は, 30℃-3回, 35℃-15回, 38℃-2回, 37℃-9回であり, これまでに29パッセイジを経過した。3. 38℃下では全身感染は起こらなかったため, 38℃下における2回の実験においてのみ, 接種葉を通過させた。4. 30℃, 35℃及び37℃下におけるパッセイジ後に, 弱毒系統がかなりの頻度で分離された。5.弱毒系統は37℃下におけるパッセイジにおいて, 安定して出現する傾向があり, 弱毒系統の誘発には, 37℃の高温条件がより有効のように思われた。
- 神戸大学の論文
著者
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宮本 セツ
神戸大学大学院自然科学研究科
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宮本 セツ
神戸大学農学部植物病理学研究室
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宮本 雄一
神戸大学農学部植物病理学研究室
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宮本 雄一
神戸大学大学院自然科学研究科
-
小國 昭信
神戸大学大学院自然科学研究科
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小國 昭信
神戸大学自然科学研究科
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宮本 雄一
神戸大学農学部
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