<論文>「たいよう」衛星による中間紫外散乱光の観測
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概要
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「たいよう」衛星により中間紫外散乱光の観測が行われた.そのデータ解析の結果について報告する.地球上層大気によって散乱される太陽中間紫外線は,大気への入射時と散乱時にオゾンにより強い吸収をうける.この散乱光を衛星から観測中心波長2550Åと2900Åのフォトメータで観測した.おおむね観測例は地球中心方向の強度が小さく端で大きいリム・ブライトニングの様子を示したが,不規則な強度変化を示す観測例も得られた.観測結果は,モデル計算による中間紫外線の強度変化とよい一致を示した.また,この解析から中緯度地方の高度40〜50km付近のオゾン密度に季節変化と経度方向にそって40度程度のスケールの変化があることが分かった.
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