中間圈オゾンの観測
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概要
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K-10C-1号機によって,太陽紫外線の吸収を利用して上部成層圏および中間圏のオゾン密度分布を求める観測を行なった.この観測ではロケットの全飛しょう中のデータが得られたので,ロケットのプレセッションによって生じる見かけ上の太陽ふく射強度の変化は測光器の測定域(2500Åバンド,2900Åバンド,4500 Åバンド)で異なっていることがわかった.データ解析に際してはこの効果も含めて,プレセッションの影響を補正し,オゾン密度分布を求めた.またK-9M-21号機のデータをこの方法で再解析した結果から,高度60〜65kmに存在すると指摘されていたオゾン密度の「第2のピーク」はその存在が疑わしいことになった.
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