数理モデルによる熱圏一酸化窒素の日変化と太陽活動による変化の研究
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概要
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太陽活動極大期から極小期にかけて, 熱圏一酸化窒素 (NO) の鉛直分布データがロケット観測によって得られている。本研究では一次元時間発展モデルを用い, NO その他の微量成分に対して密度分布の日変化と太陽活動変化を計算し観測と比較した。その結果, いくつかの重要化学反応に関して, 実験室で得られた速度係数は観測された NO 分布と整合しないことが解った。また NO の赤外放射冷却を算定し, 熱構造の上から NO の計算値及び観測値が妥当なものであるかどうかを検討した。さらに昼夜半球間の東西風による輸送効果による NO の再分配についても調べた。
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