人文系学部生を対象とした統計解析学習用教材の開発 : 授業実践報告とその学習評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大学で使用される統計解析の教科書は,数式が多用されている場合が多い。そのため,人文系学部に所属する大学生には受け入れにくいものであり,統計解析に対する学習の動機づけを損なっている可能性も否定できない。そこで,本研究では,人文系学部生を対象に,統計解析の基礎を学習するための教材を開発した。その特徴は, (1)数学的な事前知識をできるだけ必要としないで学習が進められること, (2)教材は「理論編」と「実習編」で構成されており,机上で理論を学ぶだけではなく,統計処理パッケージソフトを用いて実際のデータを解析することで,分析手法や結果の解釈,考察の進め方が理解できること,などである。この教材を用いて,6日間の集中講義を実施し,受講生に対する期末試験などの結果を通じて,学習の効果を評価した。
- 愛知教育大学の論文
- 2001-03-01
著者
関連論文
- 自伝的記憶と意味記憶の関連についての分析 : 言語連想課題を用いた実験的考察(教育科学編)
- 学校でのデジタル写真における児童生徒の存在感を表すメタデータの提案(子どもを守る・育む)
- Study of IT Terms Used in Non-Vocational High School Information Technology Class Textbooks: Toward Corpus-Based Lexical Studies and Sentence Comprehension
- 読み書きが苦手な児童の漢字学習支援--デジタルペンを使用した漢字誤り分析 (e-Learningの実践と学習支援システム/一般)
- e-learning のための教材開発と学習支援システム
- 大学生を対象とした携帯電話のメールにおける絵文字使用量についての分析 (ICTを活用した学習支援システムと学習コンテンツ/一般)
- 情報モラル判断の枠組みを学習するゴールベースシナリオ理論に基づく教材の開発と授業実践
- 情報弱者を対象としたWWW上での文章理解支援を目指した予備的調査 ―地方公共団体のサイトを対象としたWebアクセシビリティの調査―
- 掲示板を用いた教師と生徒のコミュニケーションに関する事例研究
- 学校の生徒や保護者専用の Web ページシステムの運営と改良