コナラ成熟林における繁殖器官各部の乾物生産と種子生産における花粉粒及びめ花数の関係(林学部門)
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概要
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樹齢100∿150年生のコナラ成熟林において1982,83年の繁殖器官各部の生産量を測定し, 考察した。この林分斜面は南向きで急傾斜(平均34度)である。花粉以外の各部生産量はリタートラップ法により, 花粉は開やく前の雄花序につく花粉量調査を併用し, 乾重と個数について推定した。乾物生産量は1982年が300kg/ha・y, 1983年750kg/ha・yで, 雄性も雌性の部分も1983年の方が多く, とくに種子の増加が著しかった。豊作年には乾物生産量全体に占める雌性部分の割合が高く(55%), 凶作年には低かった(20%)。1983年の種子豊作は開花しため花数が増加したこと(2.6倍)と結実率が高かったこと(2倍増加)によりおこった。この結実率の増大は花粉粒の生産個数のそれ(1.2×(10)^<13>⇾1.6×(10)^<13>no./ha・y)に対応していた。一方, め花数に対する花粉粒数の比には両年度の違いは小さく, これはスギ, ヒノキ, オニグルミの林分で認められている結果と一致した。
- 京都府立大学の論文
- 1987-11-18
著者
-
齋藤 秀樹
京都府立大学農学部
-
斎藤 秀樹
京都府大 農
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齋藤 秀樹
京都府立大学大学院農学研究科森林生態学研究室:(現)東邦レオ(株)
-
斎藤 秀樹
京都府立大学農学部
-
竹岡 政治
京都府立大学農学部造林学研究室
-
中口 努
京都府立大学農学部造林学研究室
-
久後 地平
京都府立大学農学部造林学研究室
-
久後 地平
京都府立大学農学部造林学研究室:(現)三木学園白陵高等中学校
-
中口 努
京都府立大学農学部造林学研究室:(現)阪神園芸kk
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