若いネムノキ植栽群落における花粉生産量
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概要
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苗畑(京都府大構内, 京都市左京区下鴨)に植栽した若いネムノキ群落(樹齢7年生)においてネムノキ花粉の土地面積当り生産量を粒数と乾重量とで調査した.まず開花前の花試料を本群落内の4本から採取して花粉量を測定した.雄ずい当りの平均花粉塊(16花粉・小胞子粒)は6.85個, 花粉粒では110個, 重量は0.00988mgであった.これらの値から花粉塊1個の平均重量は1.4×10^<-3>mg, 花粉1粒重では90×10^<-6>mgが求められた.花には平均29.2個の雄ずいがあり, 花序は平均18.6個の花からなっていた.従って花当り花粉塊は200(花粉粒3,200)個と0.288mg, 花序あたりは3,720(同59,600)個と5.37mgになった.胚珠に対する花粉塊の数比の概数は15, 花粉粒で250である.土地面積当りの開花花序数をリタートラップ法と摘み取り法で調査した.そして本群落での1999年のネムノキ花粉生産量を花粉塊が4.0〜4.7×10^6個/m^2/yr, 花粉粒64〜76×10^6個/m^2/yr, 重量5.8〜6.8g/m^2/yrと推定した.
- 2005-06-30
著者
-
神子澤 佳子
京都府立大学農学部
-
齋藤 秀樹
京都府立大学農学部
-
斉藤 秀樹
応用地質(株)技術研究所
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斎藤 秀樹
応用地質(株)技術研究所
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神子澤 佳子
京都府立大学農学部:(現)(株)朝日興産緑化部
-
齋藤 秀樹
京都府立大学大学院農学研究科森林生態学研究室:(現)東邦レオ(株)
-
斉藤 秀樹
順天堂伊豆長岡病院耳鼻咽喉科
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