ユーザフィードバックに基づいて発展する仮想的な生態系を介した対話的なデータ探索環境(一般セッション, <特集>インタラクション・メディアおよび一般)

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概要

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本稿は, 情報検索を「魚釣り」に対応させることにより柔軟な検索作業を実現する手法について述べる.従来の情報検索システムは目的が明確な場合には良好な検索結果を生成するが, そうでない場合にはあまり有効ではない.なぜなら, 曖昧な要求に対して必要となるのは必ずしも「正確な検索」ではなく, ユーザの思考を補完するようなシステムだからである.本手法では, 検索キーワードを「餌」, 情報を「魚」に見立て, 人工生命的な規則に基づき自律的に動作させることにより, (1)要求の曖昧性を検索結果の流動性や確率性に反映させて示唆的な情報の提供する, (2)長時間の繰り返し作業を精神的に支持するために娯楽性を提供する, 等の効果の実現を図った.また, 上記の2点についてユーザテストを行い, 本手法の効果を確認した.
一般社団法人情報処理学会の論文
2005-05-27

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